安静時に脈拍が1分間に150回から200回にも増えた場合、発作性頻拍か心房細動のどちらかの可能性が疑われます。
発作性頻拍の症状は、以下のものです:
●脈の増加
●激しい動悸
●息苦しさ
●胸苦しさ
●胸痛
●冷や汗
●吐き気
●血圧低下によるめまい、意識の喪失
*さらに、以上の症状を経験した結果として、不安神経症になる人もいます。
発作の起こり方
発作の持続時間は、人によってさまざまです。1分以内でおさまる人もいれば、数日続くこともまれにあります。また、頻繁に起こる人もいますが、長年続くということは、まれです。発作が終われば、すっと症状が消えてしまいます。
発作が起こったときの対処の仕方
発作性上室性頻拍と発作性心室性頻拍で、その対処の仕方が異なります。
発作性上室性頻拍の場合
1.上室性頻拍の発作が起こったときには、息を大きく吸います。そのままできるだけ長く、息を止めていきみます。かがんでみます。これだけで収まる場合もあります。
2.1をおこなってみて効果がなかった場合には、のどに指をつっこんで舌の付け根を圧して吐くようにします。あるいは冷たい水を一気に飲みます。
3.眼圧加圧、頚動脈洞加圧。これらの方法は、危険が伴うことがあるので、医師が行います。
*以上の1~3の方法は、あくまで発作性上室性頻拍のためのもので、発作性心室性頻拍には効果がありません。
4.これらの方法を試してみても発作がおさまらない場合には、抗不整脈薬やジギタリス製剤による薬物療法や、電気ショックによる通電療法がおこなわれる場合もあります。